Displaying 1 - 5 of 5 articles authored by: Timothy Jeppsen
著者: Timothy Jeppsen | 最終更新日: 10/07/2020 | コメント: 0
1997年、私は初めてバイブレーティングワイヤー圧力計を用いて地下水位の変動を計測しました。ある大手エンジニアリング会社が、サンバーナーディーノ山脈を横断する大規模パイプライン建設工事が地下水に影響を及ぼすのを防ぐため、水位を監視していました。私は、ピエゾメータの計測用に、 CR10XデータロガーとAVW100バイブレーティングワイヤーインターフェースの設置を依頼されました。CR10Xのデータは、携帯電話モデムを介してエンジニアリング会社に送信されていました。 8地点からのデータは定期的に送信されており、山を貫くトンネル建設が始まるまでは良好に見えました。しかし、トンネル掘削重機の電磁ノイズがバイブレーティングワイヤーセンサーに到達すると、測定値はノイズに埋もれてしまいました。ノイズによって測定値が範囲外に大きく変動したため、水位の変化を検知することができませんでした。 バイブレーティングワイヤーセンサーは、長期間の設置において非常に高い精度と安定性を示すことが知られていたため、当初このプロジェクトに選定されました。しかし、外部からの電磁ノイズの影響を非常に受けやすいことも判明しました。 時間領域解析 監視装置が設置された当時、バイブレーティングワイヤーセンサーの読み取りには時間領域解析が用いられていました。AVW100はセンサーワイヤーを励起し、所定の数の正傾斜ゼロクロス間の平均時間を測定することで、ワイヤーの共振周期を求めます。共振周波数は共振周期の逆数です。時間領域解析は、すべてのメーカーがバイブレーティングワイヤーセンサーを測定する際に採用している従来の方法です。 バイブレーティングワイヤーセンサーを測定するこの方法は、低ノイズ環境では非常に有効です。しかし、ノイズの多い環境では、センサーの測定値がノイズに埋もれてしまいます。 スペクトル分析 2008年、Campbell ScientificはバイブレーティングワイヤーアナライザモジュールAVW200およびAVW206を発表しました。これらのモジュールは、バイブレーティングワイヤーセンサーの測定に特許取得済み*のスペクトル解析技術を採用しており、電磁ノイズを除去します。 スペクトル解析アプローチは、励起されたワイヤーの応答を時間ではなく周波数の関数として解析します。このアプローチはノイズを除去するだけでなく、測定精度も向上させます。バイブレーティングワイヤーセンサーのメーカーは、共振周波数の変化を通常0.1Hz単位で測定します。ノイズがない場合、時間領域法では0.01Hz rmsの測定精度が達成されますが、スペクトル解析では0.001Hz rmsの測定精度が達成されます。 バイブレーティングワイヤースペクトル分析技術(VSPECT ®) 特許取得済みのVSPECT技術は、Campbell Scientificの複数の製品で利用可能です。これらの製品の詳細については、以下のリンクをクリックしてください。 CR6 計測・制御データロガー Granite™6 計測・制御データ収集システム Granite™ VWire 305 ダイナミックバイブレーティングワイヤーアナライザー CRVW3 チャンネル バイブレーティングワイヤーデータロガー VWAnalyzer バイブレーティングワイヤーアナライザー (手持ち式フィールドレポートツール) AVW200 倍部レーティングワイヤーアナライザーモジュール 当社の特許取得済み VSPECT テクノロジーの詳細については、VSPECT Essentials Web リソースをご覧ください。 *動的バイブレーティングワイヤー測定技術は、米国特許第8,671,758号により保護されており、バイブレーティングワイヤースペクトル分析技術(VSPECT)は、米国特許第7,779,690号により保護されています。 続きを読む著者: Timothy Jeppsen | 最終更新日: 03/19/2020 | コメント: 4
We recently released the CR1000X Measurement and Control Datalogger, and you may be wondering how it compares with our widely used CR1000 datalogger and our innovative CR6 datalogger. If you’re in the market for a new data logger, how do you know which one is... 続きを読む著者: Timothy Jeppsen | 最終更新日: 11/29/2017 | コメント: 0
What do expansion peripherals do, and how is integrating them helpful? Expansion peripherals have two purposes: to expand the capabilities of the data logger, both in channel count and functionality, and to improve measurement quality. What if we could provide both and make it easier... 続きを読む著者: Timothy Jeppsen | 最終更新日: 10/11/2017 | コメント: 8
As soon as people learned that we were replacing the CR1000 datalogger with the CR1000X datalogger, they asked us these questions: “Can I load a program I wrote for my CR1000 into a CR1000X?” and “Will the CR1000X fit in the same space as my... 続きを読む著者: Timothy Jeppsen | 最終更新日: 08/02/2017 | コメント: 3
It should come as no surprise that the CR1000 datalogger (introduced in 2004) has been an incredibly successful data logger. With nearly 100,000 deployed, this data logger has been installed on every continent on the earth. Using the design success of the CR1000, Campbell Scientific... 続きを読む